年を取ると知っている場所にしか行かなくなるので、意識的に知らない場所に行くようにしています。長野県茅野市にある横谷温泉旅館の温泉に魅了されてから、鉄分と炭酸ガスの含有量が多い温泉を探していたら見つけました。
松代温泉松代荘が正に探していた温泉がある旅館でした。更に嬉しいことに源泉かけ流しで加温していません。横谷温泉旅館は加温していましたが、こちらはそのままの温泉です。そしてできるだけ体を動かしたかったのでウォーキングコースも作りました。町全体が指定文化財の建物等が多く1時間以上は歩くので快適です。
JR上野駅からJR長野駅へ
北陸新幹線を使って出発します。えきねっとを使用して予約しましたが、ICカード(SUICA)との連携がうまくいっていなかったため、改札でブロックされてしまいました。スマホタッチで改札できなかったということです。
駅員さんが改札証明書を出して下さり、長野駅での対応をアドバイスくださいました。長野駅ではえきねっと画面を提示し確認を依頼すると、スマホの借り受けを要望されそのまま専用端末を使用して照会と在来線の精算を行いました。
特急あずさをえきねっとを使用して予約していましたので、ICカードとの連携が終わっているはずなのに不思議でした。相違点とすれば今回初めて新幹線をえきねっとで予約したことです。特急と新幹線だと別で再設定が必要なのかもしれません。
長野駅3番乗り場から松代駅へ
長野駅の改札を出ましたら、右方向の善光寺口へ向かいます。アルピコ交通株式会社のバスに乗って松代駅に向かいますので、別のところにバス停があると思っていました。茅野市に降りた時も公共のバス停というよりはバス会社が申請した専用のバス停だったからです。
3番乗り場で待っていれば問題ありません。しかし間違いやすいのは4番乗り場の表示に松代温泉と記載されていることです。松代駅(バス停)下車であれば3番乗り場になります。あとは料金は現金のみです。釣銭のないよう準備しましょう。30分程度で到着します。
松代観光案内所
バス停周辺には民家しかなくぶらぶら歩いてみると、観光案内所が目に入り食事処を聞いてみました。長野県といえば蕎麦かと思いましたが、松代の名産はとろろ芋ということで『竹風堂 松代店』さんを紹介されました。ごはん、とろろ、味噌汁とシンプルでありながらとても美味しかったです。
食後はお店の敷地から松代城跡へ抜ける道を通って見学することにしました。観光客もいなく周囲の田園風景がたまらなく好きになりました。
松代城跡
昔はここにお城があったんだという程度です。観光客はおりませんでしたが、周辺の田園風景がたまらなく好きになりました。
真田邸(新御殿)
真田幸村の邸宅かと思いましたが違っておりました。そして真田家の家紋、六文銭ですが正式には六連銭と呼ぶそうです。仏教の六道(地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天)に由来し、三途の川の渡し賃であることから真田は決死の覚悟で戦うという意気込みから家紋にしたのでしょう。
松代象山地下壕
大本営が政府の中枢機能移転のため掘削したもので実際にはそうならなかった場所です。なぜお金と労力と時間をかけてこの地に地下壕を考えたのか理解できません。瀬島龍三さんが生きていたら聞いてみたかったことです。
地下壕には入場時間に制限がありますので、象山神社を飛ばしてこちらを優先させました。中は温かいですが臭いや塵等を気にされる方はマスクを着用した方がいいでしょう。
象山神社
地下壕から戻っているときに見かけた神社ですが絵になるので撮影しました。合格祈願がたくさんされていましたのでご利益があるのでしょう。
その他文化財
松代藩文武学校の前で写真を撮影してたら、自転車に乗った小学生から「こんにちは」と挨拶されました。更に途中ですれ違った中学生の女性2名からも「こんにちは」と挨拶され新鮮な感動を覚えてしまいました。
黄金の湯 松代荘
無事に到着。チェック・インは15時からですが、早く来ると大変なことになります。周囲に何もないので旅館内でコーヒー飲むくらいしかないです。
本日の夕食です。ごはんが美味しいです。長野県産のお米は細く、新潟ほどではないですが粘り気があって美味しいです。
長野県はりんごの産地ということをフロントの女性から教えられ、地元の農家の方が卸しているりんごを購入しました。特別に皮を剥いてくださることになり部屋でいただきました。こちらも美味しかったです。
そして一番は温泉です。4回入りましたが最高に良かったです。とにかく熟睡できます。朝も早起きして6時に入ろうと思っていましたが、朝食の時間の7時過ぎに起床したため食後の1回だけでした。血行が良くなり熟睡できたのでしょう。温泉はやっぱり健康にいいです。